えっと、君の名は。なんだっけか?
評論家先生達が色々な事を言ってるみたいだけど見当はずれもはなはだしい。
個人的には全然面白くなかったし終始背中がぞんぞんするという近年稀にみるアニメ作品であった。
「逃げだしたい…」背中ぞんぞん。
ちなみに背中ぞんぞんとは実写版「咲」を観てもらえば大概の人は体験できると思う。
さてこの「君の名は。」というアニメ映画。
内容を論ずるのは愚の骨頂である。
もともと内容などどうでも良くて、ただ売れるためだけに作られた作品だからである。
過去作を振り返ってみよう。
『ほしのこえ』
昔雑誌のインタビューで「全てを一人で作る事がフックになると思って」と語っている。
つまり目標は売れる事なのだ。
有名になることが目的でありそもそも作家性など無いのだ。
さすが社長の御曹司である。
前作でコアなファンを獲得したので同じ路線で長編を作ってみた。
そこそこの評価(コアなファンからの)を得る。
だがまだ一般的な人気は得られなかった。
そこで…
切ない(死にたい)系は維持しつつも音楽で盛り上げる手法を導入。
よくある音楽PVにお話が挿入されてるアレ。
結果、壮大な「山崎まさよし」のミュージックビデオが完成するのであった。
この作品はかなり評価を得たがまだまだ「ジブリ」には遠く及ばなかった。
『星を追う子ども』
だったらもう「ジブリ」みたいなの作れば一般受けすんじゃね?と作ったのがこの作品。
いかんせん既存のファンまで離れていく兆候が見られた。
ヤベ…
『言の葉の庭』
やっぱ切ない(死にたい)系がイイんだろ?
きれいな背景でぐっとくるだろー?
あとみんな大好き「花澤香菜」もつかったぜー。
ぐぬぬ…これでもダメか…
『君の名は。』
もう内容なんてどうでもイイ!
てか元々内容なんて無いけど。
売れりゃいいんや!売れたもん勝ちや!
てことで今回は女子中高生に人気のバンド「RADWIMPS」を使ったぜ。
萌え豚の為に男女入れ替わりにしたぜ!女体化した主人公が乳揉むぜー!
あ?目覚めた時に他人の家で驚かないって?
知らない子供が起こしに来たけど不信がらないって?
知らない部屋の知らない姿見鏡で女体化確認って?
こまけーことはいいんだよ!
会いに行かないのはなぜって?
作ってる側には作ってる側の事情があんだよ!
ご都合主義ぐらいわかれよ!
まあ過去の経験から
①切ない系だが死にたくはならない程度にする。ドン引きされるから。
②最後はハッピーエンドにする。やっぱこれっしょ。
③音楽は若い子、特に女子中高生の支持を得ている人を使う。
女子中高生の拡散能力が期待できる。
④音楽は最初にも入れる。最後にも入れる。途中でも入れる。
音楽目当ての客を飽きさせないように。(この客層がメイン)
⑤ジブリっぽく声優は俳優さんに依頼する。
なんか高尚な感じになって広まりやすい(広めやすい)
⑥萌え豚用にエロい成分も適度に入れる。当然アニメファンも取り込む。
テーマなんかはどうでもいいんや。もともとテーマ性のある物語なんて作った事ない。
シナリオの破綻やご都合主義も関係ない!雰囲気勝負や!
最近の馬鹿どもはこれで「感動した!」とか言うに違いない!
彼の予想通り「感動したバカ」が大量発生した。
「背景がキレイだったぁ」とかいう奴もいるが背景なら『秒速5センチメートル』方が上だ。
雨の描写なら『言の葉の庭』が上だ。
背景のクオリティを下げつつキャラクターデザインを最近流行りのものにする。
ここまで売れるためだけにやってきた新海誠監督は過去の教訓からついに売れたのであった。
それにしても生粋のRADWIMPSファンは悲しんでるでしょうね。
16年11月24日放送の音楽番組「SONGS」で「君の名は。」の劇中歌を1曲も歌わず、最新アルバムから4曲を演奏したら「君の名は。」ファンが激怒って。
こんなバカみたいな商業映画で「感動した!」とか言えちゃう「君の名は。」ファン連中だから「いったい何様のつもり?」とか批判出来るんでしょうね。
やっぱ感性がアレな人って…。
RADWIMPSファンからは「これぞラッド」「ロックな姿勢だ」との声もあるとか。
でもまあ、RADWIMPSってBUMP OF CIHCKENの事だよね、え?違うの?
追記
この物語の女の子バージョンを作ってほしいです。
朝目が覚めたら朝立ちしてて、鏡で勃起を確認するとか
電車で人ごみに押されて離れてしまうシーンではズボンのベルトをしゅーって外して相手に投げるとか
そのあとズボンが下がってというお約束も欠かせない。
どうせギャグアニメなんだからそれくらいやってもイイっしょ。
え?ギャグアニメだよね?違うの?